回胴式中古遊技機点検マニュアル(アリストクラート用)

本マニュアルは社団法人『日本遊技機関連事業協会』が定めた事で、中古機流通に携わる『遊技機取扱主任者』は、必ず実施しなくてはならない必須義務です。


遂行しないと、不正部品混入・遊技台の破損やトラブルを見逃してしまう事となり、店舗様に多大なる迷惑を掛けるだけで無く、信用問題に発展してしまう重要な事柄です。

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1. 【本体製造番号の確認及び番号票の点検】

当該遊技機の保証書(1回目の移動時は製造業者発行、2回目以降は打刻された取扱主任者作成のもの。以下、「保証書」という)と照らし合わせ、番号が間違っていないかどうかを確認する。

  1. メーカーの保証書と本体製造番号を照合し確認する。
  2. 日電協加盟メーカーの場合は、日電協証紙が貼付されていることを確認する。また、日工組加盟メーカーの場合は、日工組証紙が貼付されていることを確認する。
  3. 日電協加盟メーカーの分離型Ⅰの場合は、回胴部用製造番号票・筐体部用製造番号票が貼付されていることを確認し、分離型Ⅱの場合は、上部シール(回胴部)・下部シール(筐体部)・上下封印シールが貼付されていることを確認する。また、日工組加盟メーカーの分離型の場合は、回胴部用製造番号票・筐体部用製造番号票が貼付されていることを確認する。
  4. 正面下部パネルの前面に確認シールが貼付されていることを確認する。


2. 【本体封印番号の確認及び番号票の点検】

保証書と照らし合わせ、番号が間違っていないかどうかを確認します。メーカー、機種によって貼り付け位置等が違いますが、主基板と本体を止めている封印です。

  1. メーカーの保証書と本体製造番号を照合し確認する。
  2. 本体封印シールを剥がしたこん跡や異常がないことを確認する。


3. 【主基板番号の確認及び番号証の点検】

保証書と照らし合わせ、番号(本来は黄色の点線の中に記載されています。)が間違っていないかどうかを確認します。メーカー、機種によって基板の形状が違いますが、主基板1ヵ所に付いている封印の番号です。

  1. メーカーの保証書と主基板番号を照合し確認する。
  2. 日電協加盟メーカーの場合は、ROM封印シール・主基板ケースシール・管理票を剥がしたこん跡や異常がないことを確認する。また、日工組加盟メーカーの場合は、ROM封印シール・ケース封印シールを剥がした痕跡や異常がないことを確認する。


4. 【主基板ケースの本体封止に開封されたこん跡がないか】

主基板がかしめ(ネジ・ピン・ブロック等)により、本体封止されていることを確認するとともに、かしめ部の不正な切断、または破壊がされていないことを確認する。

  1. 主基板がカシメにより本体封止されていることを確認する。
  2. 鏡を差し入れかしめの裏側も異常がないことを確認する。
  3. かしめ使用記録シールに記載されている内容とかしめの封印数に不整合がないことを確認する。


5. 【主基板ケースに形状異常及び開封されたこん跡がないか】

メーカー、機種によって基板の形状が違いますが、主基板ケースに異常がないかを調べます。また、主基板ケースシールに開封のこん跡がないかを調べます。

  1. 日電協加盟メーカーの場合は、主基板ケースシール付近にはがし薬品が使われたこん跡がないことを確認する。また、日工組加盟メーカーの場合は、ケース封印シール付近にはがし薬品が使われたこん跡がないことを確認する。
  2. 日電協加盟メーカーの場合は、主基板ケースシールが切られていないことを確認する。また、日工組加盟メーカーの場合は、ケース封印シールが切られていないことを確認する。
  3. 日電協加盟メーカーの場合は、主基板ケースシールが偽造されていないことを確認する。また、日工組加盟メーカーの場合は、ケース封印シールが偽造されていないことを確認する。


6. 【主基板に形状異常及び異物の装着がないか】

メーカー、機種によって主基板の形状が違いますが、外観のチェック及び、主基板に異物が装着されていないかを確認します。

  1. 差し込まれているハーネスに異物の装着がないことを確認する。
  2. ジャンパー線及びハーネス内部に異物の装着がないことを確認する。


7. 【ロムの形状及び装着状況に異常がないか】

メーカー、機種によって主基板の形状が違いますが、ロムの種類は現在「V4」と「IDナック」の2種類です。ここが外されたりロム封印に異常がないかどうかを確認します。

  1. 品名マーキングに異物や不自然な捺印(刻印)がないことを確認する。
  2. ロム取り替えによるハンダの光沢の異常(変質)がないことを確認する。


8. 【周辺基板に形状及び装着の異常がないか】

各メーカー、機種によって数、配置、形状がそれぞれ異なります。様々な周辺基板に異物装着、改造されたこん跡がないかを調べます。

  1. サブ基板の周辺基板においてかしめがあるものは開封のこん跡がないことを確認する。
  2. 液晶基板のあるものは異物の装着がないことを確認する。


9. 【中継端子板に形状及び装着の異常がないか】

5号機から新しく取り付けられるようになった、遊技機の性能に影響を及ぼす電子部品等が一切付いていない、中継するためだけの端子板です。各メーカー、機種によって数、配置、形状が全く違います。この端子板に対して異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。

  1. 差し込まれているハーネス及びこの基板に異物の装着かないないことを確認する。


10. 【外部端子板に形状及び異物の装着がないか】

日電協各メーカー共通の基板です。この端子板に異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。
※日工組各メーカーの外部端子板の形状はそれぞれ異なる場合があります。

  1. 型式どおりのものであることを確認する。
  2. 差し込まれているハーネス及び基板に異物がないことを確認する。


11. 【遊技球等貸出装置接続端子板に形状異常及び異物の装着がないか】

日電協各メーカー共通の基板です。この端子板に異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。
※ユニット接続端子板はCR機のみに取り付けられています。
正式名称/遊技球等貸出装置接続端子(取り付け位置はメーカーによって異なります。)
※日工組各メーカーの外部端子板の形状はそれぞれ異なる場合があります。

  1. 遊技球等貸出装置接続端子板(CR機のみに取り付けられています。)を取り外した裏側に異物の装着がことを確認する。


12. 【コネクターに形状異常及び異物の装着がないか】

各メーカーによって形、数、配置等がそれぞれ異なります。この部分に異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。

  1. コネクターカバーがついているものは開けて異常及び異物の装着がないことを確認する。
  2. コネクターカバーが開けられないものは開けたこん跡がないことを確認する。


13. 【配線に形状異常及び異物の装着がないか】

各メーカーによって形、数、配置等がそれぞれ異なります。この部分に異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。

  1. 配線及びメインハーネスの中に異物の装着がないことを確認する。


14. 【遊技メダルセレクターに形状異常及び異物の装着がないか】

各メーカーによって形状がそれぞれ異なります。この遊技メダルセレクターに異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。

  1. 遊技メダルセレクターを取り外して裏側などに異物の装着がないことを確認する。
  2. メーカーが配給したゴト対策部品以外のゴト対策部品の装置がないことを確認する。


15. 【ホッパーに形状異常及び異物の装着がないか】

各メーカーによって形状がそれぞれ異なります。このホッパーに異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。

  1. ホッパーを取り外して裏側のカウントセンサー付近に異物の装着がないことを確認する。
  2. メーカーが供給したゴト対策部品以外のゴト対策部品の装置がないことを確認する。
  3. 遊技メダルの払い出しをして異常がないことを確認する。


16. 【電源ボックスに形状異常及び異物の装着がないか】

各メーカーによって形状がそれぞれ異なります。この電源ボックスに異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。

  1. 電源ボックスにメーカーが貼付した封印シールがある場合は、剥がしたこん跡がないことを確認する。
  2. 電源ボックスにメーカーが貼付した封印シールがない場合は、電源ボックスを取り外して内部に異物の装置がないことを確認する。
  3. メーカーが供給したゴト対策部品以外のゴト対策部品の装着がないことを確認する。


17. 【正面及び側面に形状異常及び異物の装着がないか】

各メーカーによって形状・材質がそれぞれ異なります。これらの部分に異物装着、改造のこん跡がないかを調べます。
※背面及び側面等をくりぬいて不正に機械を改造するゴト行為がありましたので特に注意してください。

  1. 筐体の正面、側面、裏面に異物及び基板の装着がないことを確認する。
  2. メーカーが供給したゴト対策部品以外のゴト対策部品の装置がないことを確認する。
  3. 開閉キー周辺部に形状異常及び異物の装着がないことを確認する。


注意 切れ込み式メダル自動補給口及び回収口を有する回胴式中古機の取扱いについて

  • ① 切れ込み式回胴式中古機の流通に当たっては、補給口並びに回収口の穴が開けられていた場合、これをふさぐこと。
  • ② ふさぐ部品はメーカーで用意し、筐体部分と同質(同色)のものを使用すること。
  • ③ 部品固定には、当該機のメーカー指示に基づいた方法で行うこと。
  • ④ 変更承認申請書には、こうした措置を講じている旨の申告書を添付すること。


18. 【遊技メダルセレクターの作動確認】

遊技メダルを投入し、きちんと入るかを確認します。

  1. 遊技メダルの投入によりカウントが正常に作動することを確認する。
  2. スタートしてみてコインロックコインが正常に作動することを確認する。


19. 【回胴回転装置の作動確認】

遊技メダルを投入し、回胴回転装置(スタートレバー)を作動させ、機械がきちんと動くかどうかをチェックします。

  1. スタートしてみて正常に回転することを確認する。
  2. リール内部にランプのあるものはランプの点灯及び消灯が正常に作動することを確認する。


20. 【回転停止装置の作動確認】

機械を作動させ、きちんと止まるかどうかを(ストップボタン)チェックします。

  1. ストップボタンを押すとリールが正常に作動することを確認する。


21. 【貯留装置等の作動確認】

遊技メダルを定数投入し、きちんと入るか、数が合っているかを確認します。

  1. 1枚投入時、2枚投入時、MAX時のベットボタンが正常に作動することを確認する。
  2. 遊技メダルを投入して正常に貯留されていることを確認する。
  3. 遊技により獲得したメダルが貯留装置に正常に貯留されていることを確認する。
  4. 遊技により獲得したメダルが一定数以上の場合は正常にホッパーから払い出されることを確認する。


22. 【設定変更装置の作動確認】

設定変更を行い、正常に設定が入るかどうかをチェックします。

  1. 設定変更装置により正常に設定できることを確認する。


23. 【スピーカーの作動確認】

機械を作動させ、きちんと音が出るかを確認します。

  1. 遊技をしてみて正常に音が出ていることを確認する。
  2. 投入音、払い出し音、役物作動音も正常であることを確認する。


24. 【各種ランプの点灯確認】

本体に付いているランプ(電球、ダイオード等)がきちんと点灯するかを確認します。

  1. LEDランプ、ウエッジ球、蛍光灯が切れていないことを確認する。


25. 【入賞による獲得遊技メダル又は遊技球の数の確認】

入賞した際に払い出される遊技メダルの数が正常であることを確認します。

  1. 遊技により獲得する遊技メダル枚数又は遊技球の数が配当表に記載されている枚数と同数であることを確認する。


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